
被爆者5団体と安倍首相、噛み合うわけ無い
安倍晋三首相は9日、長崎の被爆者5団体と長崎市で面会した。平和祈念式典で田上富久・同市長が述べた「平和宣言」に続き、ここでも安全保障関連法案への強い懸念が被爆者団体から示された。安倍首相は「戦争を未然に防ぐためのもの」と従来通りの見解を述べ、議論はかみ合わないままだった。
出典:http://www.asahi.com/articles/ASH866T97H86TIPE03Q.html
まぁ、噛み合うわけがありませんよね。
安倍首相と被爆者5団体、それぞれの前提が違いますし、
それぞれが自分のことを正しいと考えていますし。
安倍首相も1つのイベントごととして、この面会に参加したのではないでしょうか。
どちらかというと安倍首相の株を上げるようなイベントのはずですが…そうはいかなかったようですね。
そもそも議論にはならないと思う
安倍晋三首相と被爆者5団体の面会が、
そもそも“議論”にならないのは初めからわかりきっていたことです。
別に被爆者5団体が信用できないというわけではありませんが、
安倍首相とは責任も視点も違うわけですから。
被爆者の方たちは、誰よりも戦争や原子爆弾の悲惨さを知っているでしょう。
ただ、これから具体的にどういったことを行えば、安全保障関連法案に変わる戦争を防ぐことができるのか。
また、各国とのバランスを保つために何が必要なのか。
そういったことが、彼らから語られることはありません。
ただただ、
「安全保障関連法案反対!」「戦争反対!」
↓
「じゃあどうするの?」
↓
「それは知らんけど、私たちは戦争の怖さを一番知ってるんだ!お前は知らんだろ!戦争反対!」
これが現状です。
実際に経験したからこそ言いたいことがたくさんあるのはわかりますが、
かといって彼らの意見が必ずしも正しい訳ではありません。
意見は重いかもしれませんが、だからこそ逆に視点が低く、視界が狭くなり、
一種の「安全保障関連法案反対神話」を信じている状態になっているのかもしれません。
それはそうと、どうして5団体もあるのでしょうか。
それぞれ、主張が違うのかな?
あと、中国の話とか、もっとすれば良いと思います。
日本が変わるのも大切ですが、日本が変わらなければならない原因も、知っておいたほうが良いかと。