
慢性膵炎、突発性50%!?
慢性膵炎とはどんな病気か
食物を消化する消化酵素(アミラーゼ・トリプシン・リパーゼなど)と血糖値の調節を行うホルモン(インスリン・グルカゴン)を分泌する臓器である膵臓に繰り返し炎症が起こり、次第に膵臓の細胞が破壊され線維に置き換わり、膵臓全体が硬くなって萎縮していく病気です。病状の進行とともに膵臓の中にある膵液が流れる管(膵管)の形態異常が起こります。また、膵臓の中に石が出来る(膵石)こともあります。
出典 難病情報センター http://www.nanbyou.or.jp/entry/193
簡単に言うと、膵臓(すいぞう)の炎症が継続的に起こってしまうことで、膵臓の細胞が破壊されてしまう病気です! しかも、一度破壊された細胞は元には戻らないそうです。
もともとは男性の病気という印象のあった慢性膵炎ですが、実は女性患者がどんどん増えているそうです!
しかも、男性の慢性膵炎の原因は「アルコール多飲76.6%」であるのに対し、女性の原因は「突発性50%」です。つまり、アルコールを摂取していないから安心、というわけにはいかないのです。
どんな症状?
最初は腹痛が主な症状!しかし、慢性膵炎は進行性の病気であるため、進行状況によって症状が変わっていきます。
・消化酵素の分泌低下による、消化吸収障害(脂肪便)
・インスリンの分泌低下により、糖尿病にも
・発ガンリスクがアップ!
百害あって一利なし、とはまさにこのこと・・・!
治療方法は?
急性ではなく、経度から中程度の症状であれば、原因・誘因を避けることが主な治療です。食事やストレスなどの生活習慣の改善が必要になります。
具体的には、
節酒・禁酒、脂肪の少ない食事へと移行し、過食をしない・コーヒーの飲み過ぎ・香辛料の制限なども必要になります。リラックスすることも大切であるようです。
まとめ
・アルコールの摂取には気をつけましょう。
・腹痛が慢性的に続いた場合は、すぐに病院へ!
・特に女性は特発性が多いので注意!
関連記事
離婚後300日問題の解決法と問題点について DNA鑑定は万能か…?