
「酒は百薬の長」なんてことわざがありますが、今回ご紹介する「meos」も、そのことわざを裏付けるものとなりそうです。
もっとも、「どんな薬よりも健康」という意味ではなく、「ちょうど良い程度で楽しむものだ」という意味ですが。
このページではmeosについて、詳しく難しい成分なんかはとっぱらって、私たちが理解するべき点だけを分かりやすくまとめてみました。
ぜひ参考にして、忘年会・お正月等でお酒を飲み過ぎないよう気をつけてください。
meosとは?
meosはmicrosomal ethanol-oxydizing systemの略で、日本語に直すとミクロゾームエタノール酸化酵素となる、酵素の一種です。
この酵素がどのような活躍をするのか、ですが…
まずは、通常私たちの体でお酒を分解する際の流れについてまとめますね。
以下のようになります。
アルコール摂取
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アルコール脱水素酵素がアルコールをアセトアルデヒドに分解
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アセトアルデビドがアセトアルデヒド脱水素酵素によって酢酸へ
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酢酸が二酸化炭素と水に分解される
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体外へ
しかし、過度に飲酒した場合などは上記2つの脱水素酵素が処理し切ることが出来ないことがあります。
そしてそんな時に登場するのが今回ご紹介する「meos」で、なんとアルコールを分解してくれるんです!
さらにこのmeos、登場すればするほどその分解力が強くなっていき、急性アルコール中毒などのリスクに直面する機会が減り、所謂“お酒に強い”状態になるんです!
なんだか、いいことばかりのように感じてしまいますよね( ´∀`)
でもね、やっぱり無理は良くないんです。
というのも、このmeosは何でもかんでも分解してしまうため、本当は効果を発揮して欲しいお薬などの効果が正しく表れない事があるのです。
またこのmeosは主に肝臓に悪影響を与え、肝疾患・肝癌なども引き起こす要因となります。
つまり、酒に強くなれば強くなるほど、体は悲鳴をあげているということです。
ですから「酒は飲んで強くなることだ!」という主張もある意味正しいのですが、その先に何が待っているのかも、理解しなければなりません。
必ずしもお酒に強くなることが、良いことではないのです。
おわりに
因みにここで「meosむかつく!俺の肝臓荒らしやがって!」となるのはおかしい話で、meosが分解してくれるアセトアルデヒドは、食道がんのリスクをを400倍近くにするホームラン級の魔王です。
ですからmeosは悪くない!
強いて言うなら、お酒を飲みすぎる人が悪いということです。
要するに、「酒は百薬の長」ということです。
昔の人は偉い!( ´∀`)
二日酔いには☟(´^∀^`)☟
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