
太陽嵐を「たいようあらし」と呼ぶのは2流で、一流は「ソーラーストーム」と呼びます。
まぁそんなことどうでもいいです。
皆さんこの太陽嵐をご存知でしょうか?
嵐と聞くと何か台風のような雨風を想像しますが、そういった類ではないのです。
太陽嵐によって地球に降り注ぐのはプラズマ粒子であり、電磁波です。
ただこの電磁波は地球上層の電離層により殆ど影響を受けません。
それどころか、電磁波と大気層の衝突により美しいオーロラが見える可能性がある。
2012年にノルウェーで観測されたオーロラ
出典:ナショナルジオグラフィックニュースーhttp://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2012012604
ですから
・地上の電化製品が故障するようなことや
・地デジに影響が出たり
・人体に影響が出たり
は、考えなくて良いことです(衛生を利用したサービスには若干の問題は考えられますが)。
また仮に太陽フレアの等級が高いものであったとしても事前観測できますので、対処可能です。
――否。
これらはあくまで地上での話。
例えば大気に保護されていない人工衛星が故障したり、宇宙飛行士が被爆したりするケースは十分に考えられます。
因みにこの場合の被曝量は、致死率を超える可能性もあります(尤も、放射線遮断施設は設けられていますが)。
また太陽フレアのXクラスが発生した場合(且つ黒点が地球を向いていた場合は)何が起こるかはわかりません。
つまり太陽嵐は心配不要のレベルか、心配しても不可避レベルのどちらかだということです。