
大阪市立総合医療センター、凍結精子を無断で…?
不妊治療を手がけていた大阪市立総合医療センターで、患者の知らないうちに精子の凍結保存が打ち切られていた。「絶対に子どもがほしい」。そう願っていた妻は、夫からその事実を知らされて、泣き崩れた。
出典:朝日新聞ーhttp://www.asahi.com/articles/ASH5J0DLMH5HPTIL03C.html
上記のニュースの件ですね。
まだお読みでない方は、是非目を通してみてください。
まとめると
- 「勝手に破棄は絶対にしない」と口頭で説明←病院側は否定
- 病院側は2013年3月末までに精子を移すように言った
- 「期限が来たらピタッとやめるわけではない」とも言った
とのこと。
どうでしょう?
もし仮に「100%破棄しない」と言っていないのであれば、病院側に落ち度は無いと思うのですが…。
連絡が付かない精子を永遠に置いておくわけにも行きませんし、2014年以降の説明もしていますし、書面で何か明確に決め事をしていたわけでもない。
記事タイトルの「泣き崩れた」「無断で」に引っ張られそうになりますが、冷静に見ると夫婦側が病院を過信していたのが原因ではないでしょうか。
ネット上の意見ー「病院は悪くない」が7割
とまぁ私の意見ばかりを並べても偏っているので、ネット上の病院側・夫婦側の意見をまとめました。
病院に落ち度がある派
- 医療倫理に反する
- そもそも無償で引き受けるからこうなる
- 書面に記さない病院側の不手際
- 連絡がないからといって、勝手に破棄するのはどうかと思う
夫婦に落ち度がある派
- 1年の猶予があれば、普通は見つかるだろう
- 言った、言わないの話なんだから、謝罪の必要はない
- 大事なものなら、期限切れまで放っておくことがおかしい
- 夫婦が世の中を舐めている
- 自分で勝手にルールを作って、破られたとわめいているだけ
などなど…。
ざっと見て、7割が病院の肩を持っていますね。
まぁ確かに「二度と子供は作れなくなるかもしれない」ことは恐ろしいし、酷い事だとは思います。
別に病院側も良い気持ちではないでしょう。
けど、そうならないために2013年末までに移せって告知していたわけだから、ロジックだけを見ると謝罪する“必要”はないですよね。
人間として謝ってもいいのかもしれませんけど。
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